北島 哲志(きたじま てつし)

昭和22に年佐賀県佐賀市で生誕。
昭和41年に佐賀県立佐賀商業高校を卒業
昭和40年全国高校野球夏の甲子園大会に出場
昭和41年に出光興産株式会社入社
京葉アポロ株式会社、九州興産株式会社の社長を歴任。
出光興産興産株式会社を勇退後
大日本居合道連盟の居合道六段、江戸川区小松川にて
「居合道北島ゲンキ塾」を開いています。
また、スポーツ吹矢は三段で指導員をしています。

「スポーツ吹矢の効果」

人生、山あり谷あり、焦りが出てきたら、呼吸を意識する。過去に戻されたり、未来に連れ去られていく自分の心を今、この瞬間に戻すための最も効果的なアプローチは呼吸法です。

我々の空模様がどうであれ、呼吸は常に私とともにいる。我々を生かそうとするありがたい働きかけです。親友である呼吸に気づき、丁寧にその呼吸にたどってみましょう。

呼吸、できれば「腹式呼吸」は自分を取り戻せる、「平常心」に
させる素晴らしいテクニックです。

中村天風師も、呼吸法は単に肉体生命の生きる力に対してばかりではなく、
さらに進んで高級な精神生命機能の方面にまでその効果を及ぼすことを目的と
して創造している。

すなわち、呼吸作用は酸素を吸って二酸化炭素を出すというような単一的な生理現象に対してだけでなく、よりもっと重大な人間の根源的な方面にまで、密接な関係がある。と話されています。

スポーツ吹矢は呼吸法(気を出すこと)、即ち腹式呼吸で宇宙のリズムを感じ腹式呼吸、即ち丹田(下っ腹、腹筋)をへこませて空気を吐き、ふくらませて空気を吸い、下っ腹で一気に吐くことで内幹(腹筋、呼吸筋)を鍛える事が出来ます。健康を維持する柱です。

吹矢を続ける事で内幹が鍛えられ、体の環境を良くし血流もさらさらとなり、免疫力がアップする。まさに「吹矢は今の自分を映す鏡」です。正しい姿勢、呼吸法(吐く、吸う、吐く)中に動と静(陰陽)があり、心の安らぎを感じます。

「中医学と呼吸との関係と考え方」

人間の体は、きれいな空気(清気)と食物からできています。中医はバランス医学、陰陽バランスを整えることが病気にならない。自然とのバランス、体や心のバランスを整えれば病気を防げます。

スポーツ吹矢は基本は呼吸法(腹式呼吸)ですが、競技でもあり、続ける事で呼吸筋、腹筋が鍛えられ、段位も上がります。一番は吹き終えた時の爽快感が最高です。