中医学(中国伝統医学)とは、“個”を大切にする医学です。

現代医学とアプローチの仕方は異なりますが、自然環境や季節に沿って心身を整える中医学の養生法によって、古代の人々のように、からだの声に耳を澄ます感性を多くの人に取り戻していただきたいと願っております。
中医学では、人間の身体は日々の食物ときれいな空気で作られていると考えます。
人間は自然の一部です。

季節や自然・環境と調和した飲食・生活の仕方・考え方などの中医未病養生を学びましょう。

中医学の特長でもある“未病予防”“治未病”の考え方を学ぶことは、病気にならない心身をつくることになります。多くの人々が中医未病養生を学んで、真に豊かで幸せな人生を送ってくださることを願って一般社団法人 中医未病協会を設立致しました。

中医学は、日本にも様々な形で伝わり、私たちの生活にも根付いています。例えば、神社仏閣の五色の旗、奈良や京都の都や江戸の町の作られ方、皆さんもよくご存じの立春や夏至などの二十四節気も中医学の基礎となる古代中国の思想に繋がっていくことがわかります。皆さんが中医未病養生を学んでいくと、中国何千年の中医学の智恵が、実は日本人にとっても、とても身近なものであることがおわかりいただけると思います。

また、中医未病協会では、中医学的アプローチだけでなく、一人の人間として、多様な生物と共存し、自他の生命を尊重し大切にする生き方、個人として、社会の一員として使命感を持ち、人類の平和へと繋がる様々な智恵や気づきを学ぶことができる場を提供したいと考えております。

そして、安心安全な地球環境を守りながら、様々な智恵を次世代に伝える役割も果たしていきたいと願っております。